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2019年2月11日 (月)

『総合的研究 数学I+A』をざっと読んで

 子どもの学校では3学期になりやっと数学Iを習い始めた。中高一貫校では進度が遅い方で、2学期では幾何の授業で数学Aの範囲をかろうじて少しやっていたくらいだ。スローペースなのは進学校ではないのでしかたがない。
 学校からは問題集『アドバンス 数I+A』が配布されているが、これは教科書の傍用問題集だ。自宅での発展的な勉強用に参考書が欲しいと思い、ネット上の評判や店頭で実物を見て調べてみた。その結果、『チャート式基礎からの数学I+A』(青チャート)と『総合的研究 数学I+A』の2冊に決めて買った。どちらも目がくらむほど分厚い本で、その存在感に圧倒さる。これで勉強のやる気が盛り上がるか、削がれるかが運命の分かれ目。私はやってやろうじゃんと思うけれど、果たして娘は何を思うやら。

 『チャート式基礎からの数学I+A』は網羅性が高くて、大学受験で一番人気の定番の参考書だ。この本を買おうと思ったのは、ユーザーの多さに担保された品質への信頼性と、国立理系を志望している娘にとって皆がやっているものをやらないわけにはいかないという戦略的な理由だ。中学数学で『チャート式体系数学』を自宅勉強で使っていたので、数研出版のレイアウトに慣れているという理由もある。
 『総合的研究 数学I+A』は旺文社が力を入れている総合的研究シリーズの1冊で、数学の参考書では珍しい、理論解説が中心の読むことに重点を置いた参考書だ。自習で先取り学習をすることを見据えてこの本をメインにし、青チャートをサブに使うことにした。総合的研究では足りない問題演習を青チャートで補うという絵図を描いている。
 総合的研究よりもわかりやすい入門書のような参考書もいろいろあったし、そういう本の方がいいという声がネットや勉強法の本では多かった。しかし店頭でこの本の著者・長岡亮介先生によるはしがきを読むと、その思いの熱さにすっかりほだされてしまい、初学者にはちょっと難しいかもしれないけれど総合的研究の方を選んだ。こんな先生がいたら、高校時代に理系に進んでいただろうな。当時の私は数学の先生が嫌いで文系に進んだという、自分の将来を何も考えていなかった大うつけ者だった。

 『総合的研究 数学I+A』をとりあえずざっと読んでみた。青チャートと比べると問題数はまるで少ないけれど、解説は総合的研究の方が面白い。面白がって解きながら進んで行ったらものすごく時間がかかるので、はやる気持ちを抑えて読み方を変えた。
 まず、目次をテキストエディタで打ち込んだ後、読みながら章立てをさらに節、項、問題と詳細化していった。この本は例題にレベルが書かれているので、それも入力していった。
 入力しながら読んでいると、どの分野の問題が手厚く用意されているとか、どのあたりの問題が難しいのかが一目でわかって面白い。例えば「三角形と三角比」の単元は易しい問題がたくさん用意されていて、「空間における平面と直線」や「組合せの数の性質」は例題でも難しい。もっとも私の錆ついた脳みそにとっては何もかもが等しく難しいんですけどね。
 最後まで問題をチェックしながら入力し終わると、とりあえず軽く1周まわした気分になった。目次を読むだけでは感じられない達成感が得られが、これは勉強したこととは全然違うし、大したことをしたわけではない。読書にすらなっていないのでいい気になってはならない。この詳細版の目次をチェックリストにして、スケジュール管理に使えるかな。

 娘はすでにこの本に取りかかっている。後ろから見ていると自分も数学の勉強をしたくなってくる。ボケ防止に私も頭の体操のつもりでやってみようかな。いっそ娘を出し抜いて、解けずに唸っている時にアドバイスをしてやれるようになろうかしら。

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