« サイゼリアへ行けるようになった | トップページ | 『蜃気楼 --或は「続海のほとり」--』を読んで »

2018年12月 7日 (金)

パラジウムの快進撃、金の停滞

 商品価格の市況を見続けていて、その中でもパラジウムの騰勢に目を見張っていたが、とうとうこの日が来てしまった。パラジウム価格が5日の現物のスポット市場で16年ぶりに金の価格を上回った。GOLDよりも高いんだよ!
 かつては金価格の2倍の価値があったプラチナが金価格と逆転した。その後、ずるずると値下がりし続けてパラジウムにも負けた。これはディーゼル車の触媒で使われていたプラチナの需要がなくなり、ガソリン車の触媒で使われるパラジウムの需要が高まったというファンダメンタルズが要因になっている。
 プラチナと言えばクレジットカードのプラチナカード。ゴールドカードよりもグレードが高いわけだが、実際のプラチナは金よりも相当安い。もうこの際、プラチナカードを改名してパラジウムカードにしてしたらどうだろうか。見た目はプラチナもパラジウムも変わらないし、この先、かつてのプラチナのようにパラジウムが金価格の倍になることがあるかもしれない。
 今、価格情報を見ると金は1トロイオンス=1240ドル、プラチナは791ドル、パラジウムは1215ドル。世間的なイメージはいまだにプラチナの方が高いのだろうと思う。パラジウムはプラチナほど知名度はない。もしかしたら銀の方がパラジウムよりも高いと思われているかもしれない。ちなみに銀は現在の価格は14.5ドル。

 それにつけても金価格の弱いことよ。全然上がらん。安定していると言えば安定しているのだろうけれど、マネーが世の中にあふれているのに金は動かない。工業用途が爆発的に増えないと価格も上がらないか。
 日本人は金箔を食べているから食べ尽くしてしまえばいいと思ったが、食用金箔は純金がたったの4%しか入っていなく、90%以上はプルランというでんぷんを原料とする多糖類や、その他添加物だ。金箔を食べてもたいして金は食べられない。
 金価格で驚いたのはビットコインに逆転されてしまったことだ。現在は1ビットコイン=3367ドルくらいだが、一時は12000ドルを超えた時もあった。すごいバブル崩壊だったけれど、まだ金価格よりも3倍近く高い。ゴールドは本当に弱い。

« サイゼリアへ行けるようになった | トップページ | 『蜃気楼 --或は「続海のほとり」--』を読んで »

経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« サイゼリアへ行けるようになった | トップページ | 『蜃気楼 --或は「続海のほとり」--』を読んで »